EnOcean情報

ファンブライトIoTサービスを利用する際のIoTゲートウェイ機器の用意について記載しています。

No内容
5.EnOceanをRaspberry Pi 2, 3 Model B で利用する
5-1.ハードウェア準備
5-2.基本セットアップ
5-3.ゲートウェイ機器にプログラムを実装
5-4.可視化・通知・分析

5.EnOceanをRaspberry Pi 2, 3 Model B で利用する

5-1.ハードウェア準備

以下のハードウェアを準備します。

構成内容備考
EnOceanセンサーこちらを参照ください。どのセンサーでも大丈夫です。電池が不要、かつ、配線が不要なセンサー
EnOcean受信モジュールUSB400JEnOceanセンサーから無線送信されるデータを受信するモジュール
ゲートウェイ機器Raspberry Pi 2 Model B
Raspberry Pi 3 Model B
EnOcean受信モジュールを接続するゲートウェイ機器

すべてオンラインショップで購入可能です。

以下の画像は、今回利用するEnOcean受信モジュール(USB400J)と、EnOcean開閉センサー(STM429Jとケース)です。

EnOceanとRaspberryPi

以下が、今回利用する機器の一式となります。なお、Raspberry Piセットアップ時に利用するHDMIモニターやキーボードは入っていません。

EnOceanとRaspberryPi

5-2.基本セットアップ

まずは、Raspberry PiにOSを入れます。

例として、Raspbian Jessie(Release date: 2016-03-18)のZIPファイルをダウンロードします。解凍すると「2016-03-18-raspbian-jessie.img」ファイルを取り出せます。

ここでは、イメージファイルをmicroSDカードに書き込む為に「DD for Windows」を使います。DDWin.exeを「管理者として実行」で起動し、イメージファイルをmicroSDカードに書き込みます。

RaspbianイメージファイルをmicroSDカードに書き込み

Raspbianイメージを書き込んだmicroSDカードを Raspberry Pi の microSDスロットに差し込み、Raspberry Pi を起動させます。

「$ sudo raspi-config」コマンドで「1 Expand Filesystem」や「4 Internationalisation Options」等の設定を必要に応じて行います。

Raspbian raspi-configコマンド

また、Raspberry Pi を接続するネットワーク環境に合わせてネットワークの設定を実施し、インターネット接続ができる状態にしてください。なお、IPアドレスの割り当ては、今後リモートからSSHでアクセスする事を想定すると、DHCPではなく固定割り当てが良いです。


次に、USB400JをUSBポートに接続します。

lsusbコマンドで、USB400Jが認識された事を確認してください。以下の「Future Technology Devices International, Ltd FT232 USB-Serial (UART) IC」が表示されれば、USB400Jが認識されています。

pi@raspberrypi ~ $ lsusb
Bus 001 Device 002: ID 0424:9514 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
Bus 001 Device 003: ID 0424:ec00 Standard Microsystems Corp.
Bus 001 Device 005: ID 0403:6001 Future Technology Devices International, Ltd FT232 USB-Serial (UART) IC
pi@raspberrypi ~ $

また、dmesgコマンドの出力結果で、USB400Jがどのデバイスで認識されたか確認できます。

以下の最終行にある「ttyUSB0」がUSB400Jになります。デバイスファイルのパスは「/dev/ttyUSB0」になります。この情報はあとで利用します。

pi@raspberrypi ~ $ dmesg
(省略)
[ 1554.414446] usb 1-1.4: new full-speed USB device number 5 using dwc_otg
[ 1554.546046] usb 1-1.4: New USB device found, idVendor=0403, idProduct=6001
[ 1554.546072] usb 1-1.4: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
[ 1554.546090] usb 1-1.4: Product: EnOcean USB 400J DA
[ 1554.546107] usb 1-1.4: Manufacturer: EnOcean GmbH
[ 1554.546123] usb 1-1.4: SerialNumber: FTXII6VG
[ 1554.589333] usbcore: registered new interface driver usbserial
[ 1554.589491] usbcore: registered new interface driver usbserial_generic
[ 1554.589621] usbserial: USB Serial support registered for generic
[ 1554.600591] usbcore: registered new interface driver ftdi_sio
[ 1554.600769] usbserial: USB Serial support registered for FTDI USB Serial Device
[ 1554.601107] ftdi_sio 1-1.4:1.0: FTDI USB Serial Device converter detected
[ 1554.601339] usb 1-1.4: Detected FT232RL
[ 1554.602499] usb 1-1.4: FTDI USB Serial Device converter now attached to ttyUSB0
pi@raspberrypi ~ $

5-3.ゲートウェイ機器にプログラムを実装

次に、ゲートウェイ機器に、簡単なプログラムを実装します。

EnOceanシリアル通信データ取得、クラウドへアップするプログラム

そのまま利用できるサンプルプログラムについて、EnOceanゲートウェイ用プログラムページに記載していますのでご利用ください。

EnOcean受信モジュールからUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)でシリアル通信データを取得し、クラウドへデータをアップするシンプルなプログラムとなります。

このプログラムの設定値については、次のステップで取得する事になります。

5-4.可視化・通知・分析

「5-3」のプログラムに設定する、顧客IDとゲートウェイ認証キーを取得する為、SaaSプランのアカウントを登録します。

ファンブライトIoTサービスの「お申込み」画面から、アカウントを登録する事になりますが、手順は [SaaSプラン]導入手順 に記載してあります。

記載に従って進めていくと、EnOceanセンサーの登録が完了し、EnOceanセンサーが検知したデータを可視化できるようになります。

EnOceanセンサー一覧

また、有料メニューをご利用いただくと、メール通知の設定や分析機能も利用いただけるようになります。